北海道佐呂間町を事務所と札幌市のアトリエを拠点に、北海道を代表する建築家・五十嵐淳のサイト。建築紹介、住宅設計・新築・マイホームに関するご相談などにも応える。

jun igarashi architects
illustration by Midori Kambara
© 2002-2009 Jun Igarashi Architects

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帯広・十勝千年の森


9月10日(水)、昼頃事務所を出発し、津別町へ。
午後1時ころ到着し所用を済ませる。
その後、帯広へ。
午後3時過ぎに到着しホテルにチェックイン。
午後4時に打ち合わせ場所へ行き、
色々と見ながら相談。
その後、1度ホテルへ戻り、夜は会食。

9月11日(木)、午前9時ころ駐車場で車に乗ると、
誰かに車を押されてるような強い揺れを感じる。
するとラジオから帯広地方深度4との放送が。
久しぶりに体験する強い揺れに少し酔いました。。

その後、清水町にある「十勝千年の森」へ。
http://www.tmf.jp/index.shtml

千年の森

駐車場から森を抜け奥に進むとこんな風景が現われます。
ここは十勝毎日新聞が作った森・庭・農業・アートの施設。
新日曜美術館でご覧になった方も多いかと思います。

ピアソンガーデン

これはピアソンガーデンと名付けられた庭。
徹底的に作り込まれているのだと思いますが、
嫌な感じがしない、とても自然で心地よい場所です。

リンターラ

これはサミ・リンターラの「天の川の橋」という作品。
小川の上に架けられていて、屋根が視界を絞るように低く伸びています。
中に入ると川の水の音と光と風と言った、
何か目隠しをした時に敏感になる神経が、
極端に飛躍していくような感覚となります。
シンプルな発想ですが、良い仕事をしたなと関心する空間でした。

浅野修

これは浅野修氏が帯広美術館で展覧会をした時のものを、
屋外のこんな素晴らしい場所に移転した作品。
美術館で見た時、展示空間の狭さが勿体無いと思っていただけに、
この場を得て良かったなと思った。
同時に戦後間もない建物のせいか、
骨組み自体に一切の贅沢が無く、
究極に心地よいスケール感です。
それがこの広い空間に置かれることにより、
より際立っていて、素晴らしいと思いました。

施設内には美味しいレストランやカフェ、
未来の乗り物「セグウェイ」にも乗れたりと、
色々と楽しめます。

そして売店で「ガーデンアイランド北海道」という活動を知りました。
http://www.gih2008.com/

北海道を庭園の島にしようと言う活動で、
公式ガイドブックなども発売されています。

十勝千年の森を見て、この活動を知り、
なかなか良い視点を発見したなと思いました。
この森は良く計画された素晴らしい空間です。

しかしそんなに大袈裟なことをしている訳ではなく、
むしろ北海道のどんな場所にでも作る事の出来る森(庭)です。

大袈裟なことをしなくとも心地よい居場所を作れるのです。
心地よい居場所には人が来ます。
きっと繰り返し訪れると思います。
それは観光客では無く、地元の人間だと思います。
それが文化になりうる筈。

このガイドブックには色々な公園や庭が紹介されています。
そこで1つ思ったのは、敷居が低すぎること。
ある一定基準を定めて、その認定を取る為に、
それぞれの公園や庭が努力したり勉強する。
そうなると心地よさのレベルも上がり、
本当の意味で良い活動になるのではと思います。

とは言え、色々と大変な問題もあるのでしょう。
しかし「北海道を庭園の島にしよう」と言う
素晴らしいヴィジョンを発見したのだから、
頑張って欲しいです。

より多くの人に知ってもらいたいと思い紹介しました。

十勝千年の森もお勧めです。
これからの紅葉シーズンに是非行ってみて下さい。



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