北海道佐呂間町を事務所と札幌市のアトリエを拠点に、北海道を代表する建築家・五十嵐淳のサイト。建築紹介、住宅設計・新築・マイホームに関するご相談などにも応える。

jun igarashi architects
illustration by Midori Kambara
© 2002-2009 Jun Igarashi Architects

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夏のような富良野。

先日、所要で「ファーム富田」 へ行きました。
初夏のような陽気で、これからの心地よい季節を予感出来ました。
雪解けからお手伝いしていて5月の連休前に完成した建物やその他の箇所も、
シーズンに向けて少しずつ準備が整っていました。

ファーム大階段

これは改修部分の大階段。
改修前の画像が無いとどのように変化したのか伝え難いのですが、
階段の途中に腰を掛けて畑を眺めても良いような踏面になっています。
桜の花びらが舞っていて良い雰囲気になっていました。

この階段を上ると、1つ目の屋根付きデッキがあります。

1つ目デッキ

このデッキの背後にもラベンダー畑があり、両側で景色を楽しめます。
さらにデッキを進むと長いカウンターが現われます。

長いカウンター

ここに座るとラベンダー畑が手前に広がり、
その向こうには十勝岳が見えます。

既存に少し手を加えることにより、
居場所のポテンシャルを上げる作業は、
とても面白い作業です。

プチショップ屋根5月19日

これは既存ショップの前に屋根を架け、
ショップと畑の間の心地よい居場所を作り出しました。
茫漠とした場所のキッカケとなります。
ショップはまだオープンしていませんが、
人やモノや居場所が絡まりあいながら、
活気ある光景が思い浮かびました。

ラポート5月19日

これはもう1つの屋根です。
こちらも既存建物にパッサージュの様に取り合っていて、
中庭のような部分を形成したり、
椅子とテーブルが設えてあり、
ソフトクリームを片手にラベンダー畑をゆっくりと眺める居場所も作っています。
こちらはショップの既にオープンしていて、
意図が機能しているのを確認出来ると少しホッとします。

ラベンダーはこれからが見頃。
今年の夏は何度訪れてみようと思います。
皆さんも富良野へ行く機会がありましたら、
是非、立ち寄ってゆったりと時間を過ごしてみてください。


小さなアトリエ。


今、札幌市内にて小さなアトリエの工事が進行中です。
基礎工事も順調に終わり、現在、躯体工事中。


札幌アトリエ5月19日現場

周囲を建物で囲われた土地に、
小さな空間を思考しました。

釧路で見学した建物とは規模もコストも比べものになりませんが、
同じようなエネルギーを注ぎ、
良い建築にしたいと思います。

6月下旬の竣工を目指し、
今後も工事が進みます。




北海道工業大学建築デザインコンペ


北海道工業大学が開催する、
全国の高校生を対象したコンペにて、
審査員をします。

道工大コンペポスター

「光の住宅」

住宅にとって「光」はとても大切なもの。

地球の全てを照らし、部屋を明るくし、暖め、色を鮮やかにし、人の気持ちを穏やかにする。
それら全てが「光」によるものです。

昼間は窓から取り入れ、薄暗い日や夜は電気をつける。
私たちの生活は「光」と共にあるといえるでしょう。

今回はそんな身近にある「光」の「住宅」を設計してください。

しかし、単に照明により演出された空間や、
大小の窓がたくさんあり、光が入るというような家ではありません。

「光」そのものの特性や性質を考え、
「光」がどんな状態の時、
人は心地良く感じるのかを、
自分の感覚に置き換えて想像しながら設計してください。

「光」は常に動き続け変化する。
1年を周期に移ろい続ける。

「光」の特性を知ることで住宅はもっとたくさんの広がりを見せる筈です。
あなたが発見した「光」の性質を空間として表現して下さい。

「光」が「人」を豊かにすることを期待しています。

■設計条件
この家に暮らす人が何人で、どんな人であるか、
この家がどんな場所に建って、そのまわりがどんなになっているのか、
家の形、つくる材料、階数、大きさ、間取りなどの条件は、設定していません。
今回の課題にぴったりと思う条件を応募者の皆さんが、
自由に設定してください。

■ 提出するもの
・自分の構想案を解りやすく効果的に表現するために適当と思う図
(家の外観や内観のスケッチ、配置図、平面図、断面図透視図など建築図面、
模型写真、説明図など、何でも良いです)や文章(短く簡潔に)を
A1判用紙1枚(841mm×594mmの厚紙(縦書き)に自由にレイアウトして提出してください。
・図の作成方法は、手書き、コピー、CADなど自由です。

■応募要項、
・応募資格:普通高校、工業高校、商業高校など高校に在籍している生徒とします。
応募は個人とし、グループの応募は不可とします。
・提出期限:2010年8月31日
・提出はすべて郵送とし、当日消印有効
・提出先:〒006-8585 札幌市手稲区前田7条15丁目4-1 
北海道工業大学空間創造学部建築学科 建築デザインコンペ委員会

・応募者の氏名、学校名(科名)、学年、応募者の在籍する学校の郵便番号、
住所、電話番号、FAX番号を記入したA4サイズの用紙を封筒に入れ、
図面と一緒に梱包の上、送付してください。
また、提出するA1判の裏面に学校名、氏名を明記してください。

■審査委員

 五十嵐 淳(五十嵐淳建築設計主宰)

■審査・表彰

・提出された応募作品をもとに,審査委員が審査を行います。
・上位入賞者は表彰式に招待します。
・表彰式は審査委員の講演会が実施される、平成22年10月下旬に開催します。
・表彰式では、上位入賞者の表彰とともに審査委員から作品の講評を行います。

■入賞及び賞

・最優秀賞:1点(表彰状、図書券10万円の授与、表彰式への招待)
・ 2等賞:1点(表彰状、図書券5万円の授与、表彰式への招待)
・3等賞:2点(表彰状、図書券3万円の授与、表彰式への招待)
・佳 作:10点(表彰状の授与)

■結果の公表
審査結果は,応募者が所属する高等学校へ通知するほか,
北海道工業大学のホームページ,北海道工業大学アニュアルブック
(機関誌)に掲載,および北海道工業大学建築学科展覧会に出展いたします。
(なお,上記掲載および展示を辞退される方は,事前に担当者まで連絡下さい。)
※北海道工業大学ホームページ:http://www.hit.ac.jp/

■図面の返却

・応募された図面は返却いたしません。応募された作品の版権については,
北海道工業大学空間創造学部建築学科に帰属するものとします。
あらかじめコピー等をとっておいてください。

■ 問合せ

北海道工業大学空間創造学部建築学科 建築デザインコンペ委員会:谷口

住所:〒006-8585 札幌市手稲区前田7条15丁目4-1 
北海道工業大学空間創造学部建築学科 
E-Mail:natanig@hit.ac.jp
Tel:011-688-2252

高校生の皆さん、
奮ってご応募下さい。
素敵な提案を待っています。


瀟洒な建築。

先日、釧路でとても素敵な建築を見学しました。

それは「故・上遠野徹」氏により約30年前に建てられた住宅。

O邸1

家具などの調度品、全てが丁寧に選び抜かれていて、
建築当時から変わらぬ家具とレイアウトだと言う。

O邸2

こんなカワイらしい鏡や照明も当時のまま。

O邸3

オリジナルの絨毯に施された、
とても繊細な刺繍。

建築工事に3年もの月日が費やされたという。
とても素敵な歳の取り方をしている建築でした。

子供の頃、僕の家の前を通る「人」も「車」もノンビリしていたような記憶がある。
今、その家が建っていた場所に事務所があるのだが、
「人」も「車」ももの凄いスピードで通り過ぎていく。

車に限って言うと、道路の状態が良くなったり、
車の性能が上がったのも理由としてはあると思うが、
何か余裕が無いというかギスギスしているような感覚になる。

人や車に限らず、社会そのものがドンドンとギスギスしていくように
感じるのは僕だけなのだろうか。

今回、見学したような建築は、
ギスギスした時間の中では決して作り出せない、
そんな幸せな状態があり、
とても羨ましく感じました。

雑記。


先日、取材を受けた時のライターさんより、
とても素敵な本を送って頂きました。

バワ作品集

「Geoffrey Bawa: The Complete Works」 です。
写真も豊富に掲載されていますが、
スケッチや図面など資料も充実していて、
バワの全貌を理解出来るとても良い書籍です。

ローカルな予条件より生れた必然性のある素晴らしい建築達です。

事務所白樺2010春

連休は何日か春らしい日がありましたが、
明けてからは本当に寒い日が続いています。
3月下旬くらいの感じでしょうか。
しかし事務所の白樺もやっと緑が出はじめました。
来週からは少し暖かくなるようなので、
楽しみです。

明日・明後日と釧路にて、
ASJのイベントに参加します。

第1回未来をのぞく住宅展 釧路スタジオ

釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)1F・市民展示ホールに居ますので、
お気軽にお立寄り下さい。