北海道佐呂間町を事務所と札幌市のアトリエを拠点に、北海道を代表する建築家・五十嵐淳のサイト。建築紹介、住宅設計・新築・マイホームに関するご相談などにも応える。

jun igarashi architects
illustration by Midori Kambara
© 2002-2009 Jun Igarashi Architects

Blog

200906«12345678910111213141516171819202122232425262728293031»200908

手の届く空と届かない空。


7月に入り少し夏を感じたものの、
どうも長続きしない北海道の空模様です。

先週、前半は事務所で色々と進める。

7月9日(木)、「house m」の定例会議。
施工担当者、電気・設備の各担当者と打ちあわせ。
現在は木材の加工が始まり、基礎工事も完了しました。
今月末より建て方が始まり、8月中には躯体のヴォリュームが建ち現われます。

7月10日(金)、午後から小さなプロジェクトの打ちあわせ。
ティーハウスに続く小ささですが、住宅以外のプロジェクトなので、
普段と違う楽しさがあります。

夕方、別の打ちあわせ。
今後の流れなど打ちあわせる。
良い場所が見つかると良いです。

7月12日(日)、北海道組の会議に参加。
今月末に石上さんを迎えてレクチャーを開催します。
確認事項や当日の役割分担などを打ちあわせ。
レクチャー詳細は近々、「北海道組」のホームページが立ち上がるので、
その時にお知らせします。

昨晩は久々に朝方までスタッフと打ちあわせ&議論。
色々な可能性を探りつつ、自分達の方向性を見出したい。

先日、見せて頂いた藤本さんの新作住宅を定点に、
自身の新作である「house o」と「湘南の家」について考えてみる。

藤本さんの空間には抽象的な表現になるが、
何処までも手の届く空があった。
僕の2つの作品には、どうしても届かない空がある。

手の届く空には具体的に出来事が起きる。
手の届かない空には具体的に出来事は起きない。

手の届くものは体験が先行する。
手の届かないものは想像が先行する。

抽象的に表現ではあるが、
そんな言葉が頭に浮かんだので、
書き留めておこう。

昨日からこの夏1人目のオープンデスクがやって来た。
早速、色々と作業を手伝ってもらう。

今週は福島と仙台へ。
今週も移動の多い日が続く。

||