北海道佐呂間町を事務所と札幌市のアトリエを拠点に、北海道を代表する建築家・五十嵐淳のサイト。建築紹介、住宅設計・新築・マイホームに関するご相談などにも応える。

jun igarashi architects
illustration by Midori Kambara
© 2002-2009 Jun Igarashi Architects

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訓子府

訓子府現地1
今日は昼からスタッフと学生とで訓子府へ。
冬の間、スタディを続けていた農家の家の敷地調査に行ってきた。
雪原だった敷地も今はこのような状態。
防風林と寄り添うように配置を計画。
敷地の高低差もほぼ予想通り。
地の利を生かした設計を目指している。
本当に心地よい場所だ。。

最近は、ガレージの建築確認の準備が進行中。
後は構造計算書が届けば提出可能な状態。
長谷川さん、宜しくです。。

札幌の小さな家は実施図がほぼ終了。
見積りなど随時予定を調整中。

鹿追の家は、2案を提示。
調整の要望が届き、現在思考中。

展示構成は、展示物の最終リスト待ち。
これが届き次第、広さなどの最終調整。

その他、細々とドタバタ・・。
しかしながら、中々良いペースになってきている。
連休前は連休後の準備期間といった雰囲気です。




続、東京。

ギャラ間1
多摩美図書館を見学後、学食で昼食。
昼からギャラリー間で開催中のアトリエ・ワン展へ。
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex070308/index.htm
入り口を入ると巨大な仮設空間が現われた。
そこでは定期的に人形劇が開催されているようである。
中庭に進むとリムジン屋台が現われる。
そして2階へ進むと過去の主要作品と進行中プロジェクトの模型が展示されている。
素材やディテールまで細やかな模型が同じ縮尺で並ぶ。
進行中プロジェクトの規模が大きいことが分かる。
完成が待ち遠しい。。

GA展1
次にGAギャラリーへ。
やはり縮尺の大きな模型があるプロジェクトに目が行く。
そしてやはり模型があるほうが色々と把握し易い。
垢抜けた模型や展示を見るのは勉強になります。

東京最終日は、日本エンバイロケミカルズが日経BP広告賞を受賞したので、
その授賞式に一緒に出席した。
http://www.jechem.co.jp/
建築以外の広告も沢山見れて楽しい授賞式であった。
授賞式後の懇親会もとても豪華。

中々無謀な日程でしたが色々見られた楽しい東京でした。



多摩美図書館。

多摩美2
朝9時より建設通信新聞社の取材を1時間ほど受ける。
その後、多摩美の図書館へ。
バスを降りると直ぐにファサードが見えてくる。
傾斜した敷地を登るように建物に近づく。
バス停側の建物の壁は緩くカーブしている。
そのカーブにアーチがあり、コンクリートとガラスはまっ平ら。

多摩美3
ガラスの足元は受けの枠を消去。
上部も小さな点のみでガラスを押さえている。
本当に同面で枠無し。

多摩美4
足元角の写真。
恐ろしくピン角である。

多摩美1
傾斜した床に、不均質な細い柱脚が接し、
不均質なアーチが繋がっている。
その向こうから外光が入り、室内に充満していく。

多摩美5
外周部のガラス面に掛けられているカーテン。
薄いオーガンジーのような素材に、
タオル地のような素材が、アーチのようなパターンで接している。

多摩美6
2階にある家具。
心地よい大きさと素材。

多摩美7
階段より見下ろす。
フェルトにジッパーの椅子。

多摩美8
2階の閉架書庫。
仮設家具のような作り。

多摩美9
梁と閉架書庫棚との取り合い。

全ての選択が正しくシンプルであるように感じた。
そしてそれが極限にまで到達している。
「仕立て」を意識的に良いバランスで究極にまで操作するという事。
嫌味な感じを微塵も感じさせないバランス感覚。
やはり恐ろしい人だ。。


東京3

安藤ミッドタウン
乾さんの作品を後に、
次は東京ミッドタウンの安藤忠雄氏の美術館へ。
地上部分にはこの特徴的な形だけが見え、
他の部分は全て地下に埋まっている。

安藤ミッドタウン2
内部では丁度、安藤さんの展覧会も開催されていた。
この美術館のスタディ模型や実施図など、
興味深い資料が見られた。
特に青焼き図面は全て見たが、
僕は勝手に施工図に近いような図面を想像していのだが、
以外とアッサリしていた。
模型に直接書き込み、指示を出している生々しい、
安藤さんとスタッフのやり取りに、ホッとする。
安藤建築らしさがここにはシッカリとあった。

ノマディック1
六本木を後に、お台場へ向かう。
駅から少し歩くと、坂茂氏のノマディック美術館が見えてくる。
コンテナと紙管を使った仮設建築。

ノマディック2
内部は撮影禁止だったので撮れなかったが、
グレゴリー・コルベールが過去に古い建築で開催した展覧会空間を、
コンテナと紙管を使い再現したような感じ。
しかし巨大な列柱と空間は圧倒的で、
何処かの宗教建築のような雰囲気がある。

ノマディック3
グレゴリー・コルベールの作品だが、
よく根気良くこの映像や写真を撮ったなと関心する。
美しくも衝撃的であるが、
映像を眺めていて思ったのは、
例えばセピア色がカラーになり、
素敵な音楽が楽しげな音楽とナレーションに変わると、
テレビなどで良く目にする動物番組に見えなくはない・・。
建築もそうだが表現というものはキワドイものである。。

http://www.ashesandsnow.org/

東京2

東京カテドラル1
2日目は朝から東京カテドラルへ。
外観は改装工事中で見れず残念。
内部に入るとトップライトも足場で塞がっているのと、
小雨の天気で光が殆んど入ってこない。
想像していた空間ヴォリュームより小さく感じる。
しかしながらイタリアなどで体験した古い教会と同じ質の空間がここにはある。
改修工事が終わった時に再訪しようと思う。

スカイハウス1
その後、カテドラルの近所にあるスカイハウスへ。
とても良い歳の取り方をしているように見えた。

森山邸
大桟橋同様に、再訪したいと思っていた森山邸へ。
庭と言うか路地の状態が、とても良くなっている。
この変化(劣化)の仕方を設計者が何処まで意識的に、
予想していたのかは分からないが心地よい変化である。
光触媒塗料の効果はゼロのようで、
外壁には千住博氏の滝の絵のような模様がある。
鉄板を曲げた足元の水切りには錆が浮いている。
これらも含めて、僕には美学として受け入れることが出来る。
しかしこの手の美学が、どのような普遍性を獲得出来るのか今後、興味がある。

乾久美子1
その後、乾久美子氏の集合住宅へ。
コアとガラスの間の、
丁度デパートのシューウィンドウくらいの隙間に住むような感じに見える。
なかなか在りえない住空間が実現していそうだ。
雑誌発表を楽しみに待とう。