訓子府

訓子府現地1
今日は昼からスタッフと学生とで訓子府へ。
冬の間、スタディを続けていた農家の家の敷地調査に行ってきた。
雪原だった敷地も今はこのような状態。
防風林と寄り添うように配置を計画。
敷地の高低差もほぼ予想通り。
地の利を生かした設計を目指している。
本当に心地よい場所だ。。

最近は、ガレージの建築確認の準備が進行中。
後は構造計算書が届けば提出可能な状態。
長谷川さん、宜しくです。。

札幌の小さな家は実施図がほぼ終了。
見積りなど随時予定を調整中。

鹿追の家は、2案を提示。
調整の要望が届き、現在思考中。

展示構成は、展示物の最終リスト待ち。
これが届き次第、広さなどの最終調整。

その他、細々とドタバタ・・。
しかしながら、中々良いペースになってきている。
連休前は連休後の準備期間といった雰囲気です。




続、東京。

ギャラ間1
多摩美図書館を見学後、学食で昼食。
昼からギャラリー間で開催中のアトリエ・ワン展へ。
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex070308/index.htm
入り口を入ると巨大な仮設空間が現われた。
そこでは定期的に人形劇が開催されているようである。
中庭に進むとリムジン屋台が現われる。
そして2階へ進むと過去の主要作品と進行中プロジェクトの模型が展示されている。
素材やディテールまで細やかな模型が同じ縮尺で並ぶ。
進行中プロジェクトの規模が大きいことが分かる。
完成が待ち遠しい。。

GA展1
次にGAギャラリーへ。
やはり縮尺の大きな模型があるプロジェクトに目が行く。
そしてやはり模型があるほうが色々と把握し易い。
垢抜けた模型や展示を見るのは勉強になります。

東京最終日は、日本エンバイロケミカルズが日経BP広告賞を受賞したので、
その授賞式に一緒に出席した。
http://www.jechem.co.jp/
建築以外の広告も沢山見れて楽しい授賞式であった。
授賞式後の懇親会もとても豪華。

中々無謀な日程でしたが色々見られた楽しい東京でした。



多摩美図書館。

多摩美2
朝9時より建設通信新聞社の取材を1時間ほど受ける。
その後、多摩美の図書館へ。
バスを降りると直ぐにファサードが見えてくる。
傾斜した敷地を登るように建物に近づく。
バス停側の建物の壁は緩くカーブしている。
そのカーブにアーチがあり、コンクリートとガラスはまっ平ら。

多摩美3
ガラスの足元は受けの枠を消去。
上部も小さな点のみでガラスを押さえている。
本当に同面で枠無し。

多摩美4
足元角の写真。
恐ろしくピン角である。

多摩美1
傾斜した床に、不均質な細い柱脚が接し、
不均質なアーチが繋がっている。
その向こうから外光が入り、室内に充満していく。

多摩美5
外周部のガラス面に掛けられているカーテン。
薄いオーガンジーのような素材に、
タオル地のような素材が、アーチのようなパターンで接している。

多摩美6
2階にある家具。
心地よい大きさと素材。

多摩美7
階段より見下ろす。
フェルトにジッパーの椅子。

多摩美8
2階の閉架書庫。
仮設家具のような作り。

多摩美9
梁と閉架書庫棚との取り合い。

全ての選択が正しくシンプルであるように感じた。
そしてそれが極限にまで到達している。
「仕立て」を意識的に良いバランスで究極にまで操作するという事。
嫌味な感じを微塵も感じさせないバランス感覚。
やはり恐ろしい人だ。。


東京3

安藤ミッドタウン
乾さんの作品を後に、
次は東京ミッドタウンの安藤忠雄氏の美術館へ。
地上部分にはこの特徴的な形だけが見え、
他の部分は全て地下に埋まっている。

安藤ミッドタウン2
内部では丁度、安藤さんの展覧会も開催されていた。
この美術館のスタディ模型や実施図など、
興味深い資料が見られた。
特に青焼き図面は全て見たが、
僕は勝手に施工図に近いような図面を想像していのだが、
以外とアッサリしていた。
模型に直接書き込み、指示を出している生々しい、
安藤さんとスタッフのやり取りに、ホッとする。
安藤建築らしさがここにはシッカリとあった。

ノマディック1
六本木を後に、お台場へ向かう。
駅から少し歩くと、坂茂氏のノマディック美術館が見えてくる。
コンテナと紙管を使った仮設建築。

ノマディック2
内部は撮影禁止だったので撮れなかったが、
グレゴリー・コルベールが過去に古い建築で開催した展覧会空間を、
コンテナと紙管を使い再現したような感じ。
しかし巨大な列柱と空間は圧倒的で、
何処かの宗教建築のような雰囲気がある。

ノマディック3
グレゴリー・コルベールの作品だが、
よく根気良くこの映像や写真を撮ったなと関心する。
美しくも衝撃的であるが、
映像を眺めていて思ったのは、
例えばセピア色がカラーになり、
素敵な音楽が楽しげな音楽とナレーションに変わると、
テレビなどで良く目にする動物番組に見えなくはない・・。
建築もそうだが表現というものはキワドイものである。。

http://www.ashesandsnow.org/

東京2

東京カテドラル1
2日目は朝から東京カテドラルへ。
外観は改装工事中で見れず残念。
内部に入るとトップライトも足場で塞がっているのと、
小雨の天気で光が殆んど入ってこない。
想像していた空間ヴォリュームより小さく感じる。
しかしながらイタリアなどで体験した古い教会と同じ質の空間がここにはある。
改修工事が終わった時に再訪しようと思う。

スカイハウス1
その後、カテドラルの近所にあるスカイハウスへ。
とても良い歳の取り方をしているように見えた。

森山邸
大桟橋同様に、再訪したいと思っていた森山邸へ。
庭と言うか路地の状態が、とても良くなっている。
この変化(劣化)の仕方を設計者が何処まで意識的に、
予想していたのかは分からないが心地よい変化である。
光触媒塗料の効果はゼロのようで、
外壁には千住博氏の滝の絵のような模様がある。
鉄板を曲げた足元の水切りには錆が浮いている。
これらも含めて、僕には美学として受け入れることが出来る。
しかしこの手の美学が、どのような普遍性を獲得出来るのか今後、興味がある。

乾久美子1
その後、乾久美子氏の集合住宅へ。
コアとガラスの間の、
丁度デパートのシューウィンドウくらいの隙間に住むような感じに見える。
なかなか在りえない住空間が実現していそうだ。
雑誌発表を楽しみに待とう。


東京1

所用で先週末から東京へ。
色々と見てきました。

大桟橋1
何故か久しぶりに横浜の大桟橋を見たくなり再訪。
日曜日で天気も良かったせいか、人で賑わっている。
建築は1度見ただけでは決して完全に理解出来ないので、
何度も行くほうが良い。
前に見た時にも好印象だったが、今回もその印象は変わらない。

大桟橋2
大型船が居ると余計に良い。
この建築が何故、学会賞などを取れないのか不思議だ。

藤村展
その後、藤村龍至展へ。
プリズミックギャラリーに初めて行くが以外と狭い。
忙しい中、藤村氏に時間を割いてもらい色々と説明頂く。
以前藤村事務所にお邪魔した時には初期のスタディ段階であったが、
その後、膨大な過程を経て原型に到達し実施となるようである。
話しを聞いていて思ったのは、とても堅実で真っ当な設計経過だということ。
詩的なロマンなど微塵も見せず、作業が進んでいくようである。
入り口横に平積みされたフリーペーパーを1部頂いて会場を後に。
これからジックリと読もうと思う。



スタッフ募集

スタッフ募集
希望の方は、履歴書に必要事項を記入の上
作品ポートフォリオ(簡単なもの)と併せて、下記住所まで送付ください。
問い合わせなどはメールにてご連絡下さい。
(尚、履歴書・ポートフォリオについてはご返送致しかねますのでご了承下さい)

〒093-0501 北海道常呂郡佐呂間町字宮前町81番地




住吉大社

住吉大社1
古い建築も1つ見学した。
国宝の住吉大社である。
鳥居を抜けると第3本宮が正面にある。
その横に第4本宮が並ぶ。
第3の真後ろに第2、第1と一列に並ぶ。
不自然と言うか不思議な配置。
歴史やあらましについては住吉大社のウェヴサイトを参照下さい。
http://www.sumiyoshitaisha.net/

住吉大社2
当然なことなのかも知れないが、細々と丁寧に装飾や形など、
徹底的にデザインしている。
にも関わらず、嫌な感じが無い。
宗教的な意味があり形になったのだから必然的なのだろう。
しかし時間を越えて見に行った僕にとって、
そんな必然性はなんの関係も無い。
しかし嫌な感じがしない。

これでもかと形をデザインする中にも、
違和感を覚えるものからそうでないものもある。
どちらも必然性だけでは語れない。
しかし差が出るのは何故だろう。

そんな事を考えながらの見学となりました。


大阪2

住吉1
レクチャーの次の日は、奈良方面に木原千利氏の住宅作品見学へ。
施主の都合上、撮影が一切禁止だったので画像無しです。
木原さんの本流からは少し外れた作品ながらも、シツラエの良さを感じる。
特に和室は勉強になりました。
しかし施主によって作品は大きく変わるのだなと実感。

その帰り道、安藤忠雄氏の「住吉の長屋」を外観だけ見学。
僕が建築家を目指したキッカケの建築ながら今頃の初対面。
写真や図面では何年も何回も見続けてきた建築。

路地を進むとあのファサードが現われた。
左隣は3階建ての新築に変っていた。
右隣も銭湯では無くなっている。

想像していたスケールよりも少し大きく感じる。
そして奥行きも結構深い。
間口3間で奥行き15.5間、高さ5.8m。
寸法を見てみると建坪15坪とそんなに小さくないのが分かる。
詳しくは彰国社から出ている「安藤忠雄のディテール」を見て欲しい。
http://www.shokokusha.co.jp/cgi-bin/database.cgi?key=%88%C0%93%A1%92%89%97Y

数十年経っているのに全く変わらない。
シンメトリーの立面でコンクリート打放し。
型枠割りとPコンと開口だけなのに、何故こんなにも力強いのだろう。
内部空間にどんどん意識が飛ぶ。

住吉2
裏からの写真。
昔は見られなかった角度だが、今は駐車場になっている。
時間を忘れ、物思いに耽ながら、至福の時を楽しみました。



大阪

竹原1
先週末はレクチャーの為に大阪へ。
その合間に幾つかの建築を見学した。
写真は竹原義二氏の自邸。
この作品は僕が「矩形の森」を発表した「住宅特集0212」の表紙で、
とても印象に残っていた作品でした。
プランは中庭を囲う形状で、それに接するように、
半屋外・屋内が面する構成。
写真は中庭見下ろし。

竹原2
部屋間の移動や上下階の移動は、
基本1度屋外または半屋外に出て移動する。
階高や平面の寸法は最小限にまで絞られている。
ウロウロと移動しているとスケールの感覚が奪われる。
古い旅館を縮小したような空間だが、
空間に対するスケール感だけは元の旅館のままと言ったら良いか。
写真は1番下の階。
遠くから入る光と居場所の関係が心地よい。

竹原3
これはコンクリートの壁に開けられた換気口。
フードも無く網も無く、ただ風穴が空いている。

竹原4
写真は渡り廊下に立つ竹原氏。

先ずこの建築は、絶対に写真では理解出来ないものである。
それは勿論良い意味で。
そして決して真似の出来ない建築である。
これも勿論良い意味で。
そしてとても正しく原初的な建築である。

普段、色々なところで目にする新しい建築に対する
議論や思考が馬鹿馬鹿しく感じるくらいに、
この建築には色々なものが凝縮されている気がした。
素晴らしいものを見せていただけた貴重な体験。



プロフィール

JUN

Author:JUN
五十嵐 淳

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